たていしじゅんこ
春になると自律神経のバランスが乱れやすくなります。
更新日:2021年7月16日

店前の桜は春を忘れることなく蕾を膨らませています。
心躍る春と思える人と「春はなんとなくだるい」「疲れ気味」という人がいます。
春の不調その原因は 自律神経の働きが乱れているのかもしれません。
春の不調の原因は? 疲れやだるさ、ぼんやりする、頭や身体が重い、肩こり、首こり、腰痛、冷え、便秘……。自律神経の働きが乱れると、こうした不調 が起こりやすくなります。
この時期、とくに自律神経の働きに影響するのは、春ならではの次の3つの要因です。
1:春の移動性高気圧 春になると大陸からやってきた高気圧が次々に日本上空を通過し、その後には必ず低気圧がやってきます。このように高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わり、気象状況が目まぐるしく変化するのが春の特徴です。
気圧が下がると副交感神経が優位になり、身体はリラックスモードに。
そのため「気圧の谷」を迎えるたびに、「やる気が出ない」「ぼんやりする」「眠い」などの状態に陥りやすくなるのです。
2:生活の変化による緊張 日本では4月は新年度のはじまり。
その前後に卒業や入学、就職、異動、転勤など大きな節目となる行事があります。
環境が変わり、これまで経験したことのない生活がはじまると、たとえそれがうれしい変化であっても身体や心は緊張して、交感神経のスイッチが入りっぱなしに。
そのため心身ともにリラックスできず、疲れがたまっていわゆる”春バテ”状態になってしまいます。
3:アレルギー アレルギー体質の人にとって、「春が1年でいちばん辛い」時期かもしれません。
アレルギー症状は、副交感神経が優位なときに悪化しやすくなります。
そこに新生活のストレスが加わると、症状の悪化や、アレルギー以外の不調にもつながることがあります。